組織は「人」

組織とそこで働く人のどちら優先すべきか、多くの経営者が抱える悩みだともいます。
働く人の創造性を発揮するためには組織を変えるべきか、いや、組織という単位は絶対で、むしろ組織の形に合う人を選ぶべきだという考え方もあるでしょう。

そもそも組織とは何ででしょうか。P.F.ドラッガーによると、「組織とは、人が関わる集合体である。協働することで、強みを発揮させたうえに相乗効果を生み、弱みを無意味なものにすることができる。結果、大きな成果を上げることを可能としている。」としている。

そして、「組織は、優秀な人を手に入れるから成果をあげるのではない。組織は、文化と風土によって自己啓発を動機づけるから優秀な人を育てる。しかも、かかる組織の文化と風土は、一人ひとりの人間が、自ら成果をあげるべく、目的意識をもって体系的に、かつ焦点を絞って自己訓練に努めるからこそ生まれる」(『経営者の条件』)と述べています。

本来、組織は個人の一人ひとりではできないことを実現させることができる存在です。そして一人ひとりが組織のビジョンを共有し、同じ目的にまい進すれば大きなことが成し遂げられます。

そのためには、ドラッガー述べるように、自己啓発し自己訓練に努め共協働できる組織体になる必要があります。
そして、組織の中でそのような創造的な土壌が形成されれば、組織は成長していくことができるのです。つまり人の創造性を発揮させるには、組織を変える必要があります。

新型コロナの世界的影響を見ればわかるように、これからの我々の働き方の意識やルールに大きな変化をもたらすことは確実です。加えて情報技術の飛躍的発達など、これからの社会や組織における生産性のあり方においても大きな変化を迎えることになります。

時代は、100年に一度と言われる大変革期に入ろうとしてます。

その中でいかにして生き残っていくのか?を我々は考えていかなければなりません。

しかし、これまでの弱肉強食ではなく、適応が求めれることは確かです。適応に必要なのは組織を構成する人であり、そのために人の創造力が肝要になるわけです。

組織のあり方が大きく変わらざるを得ない今、働く人と組織という関係はどうあるべきなのかという、新しい発想への転換をする必要があります。そしてのその発想の転換ができる組織こそ、次の時代の成長ステージに行けるのではないでしょうか。